山川賢一検証blog

批評家・山川賢一(@shinkai35)の言動を検証するblogです。誤りのご指摘・ご意見はyamakawakenshoあっとgmail.comまで。

山川賢一の「論証のやり方」について

1 記事の背景 筆者がなぜ山川賢一の検証を始めたのか。それは山川賢一の「論証のやり方」の中に、「ポスト真実」的なものを発見したからである。思い込みや事実誤認は誰にでもあるが、山川のやっていることはそうした素直なものではない。どういうことなのか…

山川賢一のレイコフ引用

山川は最近も、<ポストモダンが生まれた一因はウォーフ説にある>*1と繰り返す。ウォーフは「ポモ/ポストモダンの相対主義」の親玉だとする、以前の主張の反復である。山川によると、ウォーフや「ポモ」は「諸言語による思考は絶対的に異質なので人間は普遍的…

山川賢一における「ピーター・シンガー」の使用について

山川は倫理学者ピーター・シンガーの『実践の倫理』に照らして、複素数太郎がまちがっていると主張する。今回はこの主張を検討する。 しんかい38(山川賢一)「ぼくは動物倫理にくわしいわけではないので、くわしい方のコメントが欲しいのですが、さっき実…

山川賢一の複素数太郎解釈について

はじめに 前回の記事は、複素数太郎の論法に焦点を合わせたものだった。 私は複素数太郎の当該記事を読み、また複素数太郎の本垢も別垢「神宮はふり」もフォローしている。山川さんの以下の複素数太郎解釈には、「なんでこうなるの??」と大きな違和を感じ…

複素・山川のヴィーガニズム論争について

「ヴィーガニズム」に関する件で、山川賢一さんが複素数太郎を猛烈批判している。たまたま読んでみると山川が誤読している可能性が高かったので、指摘する。 しんかいさんが「複素くんのヴィーがニズムを人間の定義困難性で正当化するというロジックの一番致…

ウォーフの「オカルト」思想について。

山川は当初、ウォーフの言語的相対主義・認識的相対主義批判を行っていたが、このブログが彼の誤読を指摘してしばらくした後、<ウォーフの哲学はオカルト>という旨の批判に切り替えはじめた。以前も指摘したが山川のこの振る舞い、明らかに論点がズレている…

山川賢一検証blogの中心思想

一言で表せば、「データを歪めず提示しよう」という事になる。これは、文系・理系問わずあらゆる科学的思考の初歩の初歩、キホンであると思うがどうだろうか。山川にとってウォーフは論敵である。ウォーフの著作内容はデータである。論敵であろうと誰だろう…

山川賢一氏、「 †真実烏† の中身は山川賢一検証blogの作者」と主張

複素数太郎氏が復帰する前後、いくつかの出来事があった。その一つが借金玉氏による当ブログへの批判。もう一つが借金玉と当ブログ管理者「ラッコ」のやり取りを受けた、山川賢一氏の「推理」である。複素数太郎とは誰なのか、借金玉とは誰なのか、借金玉と…

複素数太郎氏、ツイッターに復帰

ここ一カ月以上、複素数太郎氏のtwitter更新が途絶え、大多数のインターネットユーザーの目からは音信不通状態に映っていたのだが、そのことは憶測を呼んだ。特に彼が更新を停止する直前に起きた揉め事から、「複素数太郎は死亡したのではないか?」という死…

事実をないがしろにしてはいけない

このブログを批判するお便りやツイートというものも結構届いておりまして、「クソダサい」とか、「怒りを覚える」、「社会性動物として恥ずかしい」といった結構キツイ文言もあります。言論の自由とか難しい事は分かりませんが、何かを主張したり批判するこ…

知ったような顔でゲーデルの話をする人が、知ったような顔でゲーデルの話をする人を叩く

山川は最近ハイデガーの解説書を勉強している。その流れで次のように発言している。 しかし超難解なハイデガーとかを読みこなしてるはずのポモ界隈の人たちが、まちがいだらけの科学的記述をスルーしてた件などを考えるに、たんに意味不明文に目を通すことに…

反証主義から遠く離れて

当ブログでは山川賢一が、テキストにおける自分の立場に都合の悪い記述に関して、「真面目に読んでいれば目に入ったはずなのに、なぜかその箇所を全く無視している」場面を二つ取り上げ、批判した。 山川賢一の「論証のやり方」について - 山川賢一検証blog …

スティーブン・ピンカーの文献解釈特性

最近、スティーブン・ピンカーについて下記のツイートがRTされてきた。 ピンカーの近著への歴史家からの書評。啓蒙主義の理解が間違っている。事象間の因果関係を安易に認めすぎ。歴史を目標に向かって進む何かと勘違いしている等など。 Peter Harrison, "Th…

最近の上野千鶴子VS柴田英里のフェミニズム論争から理解する山川賢一のウォーフ解釈

1 記事の目的 山川賢一のウォーフ批判と「上野千鶴子VS柴田英里フェミニズム論争」は非常によく似ている。この構図から見れば山川が今置かれている状況がクリアになるので、記事を書くことにした。こうした時事ネタを定期的にぶっこんでブログを盛り上げて…

ウォーフにおける「翻訳不可能性」

1 記事の背景 山川によると、ウォーフは「科学的真理の翻訳不可能性を主張していることが問題」なのだそうなので、これを検証する。(詳細な背景を説明する事にけっこう飽きてきている) 1.1 山川の主張:ウォーフと翻訳不可能性 山川によると、ウォーフは「…

レイコフvs山川賢一:ウォーフにおける「普遍的認識」

1 記事の背景 ジョージ・P・レイコフは認知科学・言語学の世界的権威である。レイコフの『認知意味論』をめくっていたら、ウォーフの思想に関してかなり詳しい分析と論評を行っているのを見つけた。色々と興味深い論点が含まれているが、今回はウォーフが「…

きな臭い

あと、ウォーフはこのようなことをいってない、という指摘をする場合には完訳版にあたらないと意味がないのでは。ぼくもちゃんとチェックしてませんが、池上訳の『言語・思考・現実』は7編しか収録されてませんが、完訳には18編収録されてるので — しんか…

ウォーフは「知覚の相対性」を主張したか?:山川賢一vsウォーフ研究者

1 前回までのあらすじ(記事の背景) 続き物なので、前回のエントリ(山川賢一の「論証のやり方」について )をまずお読み頂きたい。繰り返しになってしまうが、前回の記事から大きな「これまでのあらすじ」を抜粋する。 山川賢一はここ最近言語学者・ベンジ…

山川賢一のウォーフ解釈:ウォーフにおける「普遍的認識」

1 はじめに 1.1 記事の目的とモチベーション この記事の目的は、山川賢一のウォーフ解釈において、山川がウォーフの主張であるとした、「諸言語による思考は絶対的に異質なので人間は普遍的認識をもてない」という主張が誤りである事を示すことだ。 山川を批…